物語分析8号室

物語を分析して、糧にするブログ

シーユー・イエスタデイ

 

二人の天才CJとセバスチャンがタイムマシンを完成させる。そんなときCJの兄が強盗犯と勘違いされて射殺される。そんな兄を救うために時間を遡るが、何度も失敗をして、ついには・・・・・・。果たして無事兄を助けられるのだろうか。

 

ネトフリオリジナル作品です。正直あまり面白いとは言えない。なんていうかありきたりなストーリーというか。タイムトラベルものを一度でも観たことあるのなら、別に観なくてもいいかな、と思う。尖った設定はないし、結末も微妙。何が微妙かって、主役であるCJが結局何も変わっていないこと。やっぱりせめて成長はしないと。見所といえばマイケルJフォックスがカメオ出演しているところくらいかな。まぁ悪い見本としてはありかなと。人種差別も組み込まれているけれどこれもただ入れているだけ。せっかくタイムトラベルなんだから人種差別なくす、くらいのことはやってもよかったんじゃないかな。殺された人を助けるなんてもうやらなくてもいいでしょ、と。

 

 

ざっと物語

 


天才であるCJとセバスチャンはついにタイムマシンを完成させることができた。早速過去に戻ったが、そこでCJの元彼を少しからかうことに。しかしそのせいで元彼が交通事故に合い、骨折をしてしまう。セバスチャンは、やはりタイムマシンは危ないと警告するが、骨折だったしまぁいいでしょ、とCJはあまり気にしていない様子。
 CJの兄が強盗犯と間違われて射殺されてしまう。二人は過去に戻って救おうとするが、しかし元彼に邪魔されたり、ついには強盗犯を早めに捕まえようとして今度はセバスチャンが殺される。その代わり兄が助かったが、今度はセバスチャンを助けに戻るCJ。無事セバスチャンを助けることはできたが、身代わりに兄がまた射殺されてしまう。
セバスチャンはもうやめようと、提案するが、CJは諦めることなく、再び一人で過去に戻る、というところで幕を閉じる。


そう結局CJは何も変わらないし、状況も変わっていない。兄は死んだままだし、CJは何度も過去に戻ってやり直そうとする。ここでCJが元々諦めやすい子だったたりしたのが、諦めないようになる、とかだったら、まぁ意味はあるのかもしれないけれど、何も変わらないなら映画作る必要ある?という。強いていえばセバスチャンが殺される、というところが衝撃くらいかなと思うけれど、別にセバスチャンが死んだことで大きく変化はなし、一応は嫌っていた友達に強力を仰ぐようにはなったくらいか。
 まぁなんとも微妙だったな。