物語分析8号室

物語を分析して、糧にするブログ

甲鉄城のカバネリ 海門決戦


故郷を目指している甲鉄城。海門駅の奪還に向けて連合軍が結成されている中に甲鉄城も加勢することに。しかしここのカバネはなぜか統率が取れていて、生駒や無名も体調に異変が。海門城の秘密と二人のカバネリの関係が描かれる。

 

 無名ちゃんがかわいい!・・・・・・もうこれだけで終わってもいいですが、もうちょっと。
まぁでも無名ちゃんがかわいい、だけの映画だったですね。ストーリーも序盤で先が読めちゃって、その通りに進む。派手な演出は特になし(テレビ版の方がよかったくらい)。でもこれはたぶん意味があって、ストーリーどうなるの?とか、映像すげーとか、そういうところで気をそらさないためにわざとそうしているとしか思えない。なぜそうするのかというと無名ちゃんに集中して欲しいから。そこのみに力を注いでるといっても過言ではなかった。むしろこんなに無名ちゃんって乙女だったっけ?でもかわいいから許す、みたいな。
 これはファンのための映画。面白い映画が見たくて見るのはおすすめできませんが、無名ちゃんファンなら見るしかありませんね。
 アプリはやってないからわかりませんがアプリのキャラはいませんでしたね。なんかテレビと映画の間の話みたいな宣伝だったのでちょっとは出るかなと思ったけれど。
 よくも悪くもカバネリの映画でした。あと海門というから海での戦いを期待してたんだけど、全然関係なかった!!海外のカバネとか、船上の戦いとか、世界観が広がるような話を期待してたんだけど、全然!!!!!!!場所はどこでもよかった話でしたのでそこは期待しない方がいいです。あと全体的にキャラに深みがないのが気になる。なんかテンプレを乗っけているだけに思えるのはなぜなんだろうか。キャラが都合よく動かされているように感じるのが気になった。

 

あと無名ちゃんって12歳なんですね・・・・・・(生駒は17)

 

 

 

以下ネタバレ



 甲鉄城が故郷を目指し旅を続けているところ海門駅を奪還しようと連合軍が作られていたのでそこに加わることに。しかし無名は頭痛で体調が悪く、それは生駒もだった。さらにはここのカバネはなぜか統制がとれているようで、このままカバネの中心である海門城を攻めてもいいのか生駒は不安に思う。また無名は生駒の妹の形見をもらったお礼としてプレゼントを考えていた。


 その後ろから攻めてくるかもしれないという不安を連合軍に提言するが聞いてもらえず、その態度に体調が不安定な生駒は激怒してしまい、菖蒲は生駒の態度を代わりに謝る。それを見た生駒は自分は信用されていないとさらに不穏な状態へ。無名がプレゼントを渡そうとするが、そんな状態の生駒はそんなことよりも、と単独でカバネを調べることに。止める無名だが「おまえも信用してないのか。自分は死んでもカバネからみんなを助けたいだけなんだ」と却って生駒を追い詰める。しかし無名は「私とした約束を忘れている」とさらに反発を。しかし生駒はカバネになりかけてしまい、無名を襲ってしまう。カバネ化しつつある生駒を見つけた連合軍は取り押さえ、生駒も自らルール通りに牢屋に三日間入り様子をみる。


 生駒の代わりに無名たちが調査にいくが、隠し洞穴から大量のカバネが遅いかかる。同刻に海門城を打ち落とす兵器?が到着したので連合軍も攻撃に。無名はカバネを指揮しているやつがこの先にいるだろうと、洞窟に単身乗り込む。一方生駒は街がカバネに襲われていることを知り、牢屋を抜け出し、無名のところへ向かう。さらに連合軍は兵器を城へ向けるが敵が血を浴びせることにより、大量のカバネを兵器に向かわせ連合軍は撃墜される。
無名は強力なカバネと戦うが、体調も悪いことから劣勢に。そこに生駒が駆けつけ倒すも生駒の体調は最悪へ。しかし無名の血を吸い、なぜかいろいろと治る。そのまま城へ向かうがそこにいたのは城の元主である景之がカバネリになった姿だった。そしてその娘深雪もカバネとなっていて彼女を融合群体へとしようとしていた


 景之を無名が、融合群体を甲鉄城が倒し、海門を取り戻すことができた。
 生駒は体調不良(カバネ化)の原因を負の感情の影響、そして治った理由を正の感情のおかげだと推測。だから無名といれば大丈夫だと。無名は無事プレゼントをあげ、生駒にキス
をして物語は終わる。